2013年10月27日日曜日

愛される女性になるためには?

相手の気持ち、思いやりに気が付くには

自分に気が付く能力がないとできない

今朝 庭の柿を収穫した母が

今までは亡くなった父がいつもしてくれていたから

いつが良い時期なのかわからなかった・・と言っていた。

父は何でもやってくれていたから

母はすべてを任せていて口出しすることもなく

夫婦仲もよく、4人兄弟の私たちは仲良く育った。

母のすごいところは父を看取る時に

私みたいなものを伴侶にしてくれてありがとうと

自分を謙遜していたことだ。

だから子どもたちは

皆大学まで出て立派に生計をたてている。

子どもが健全に育つには

そういう夫婦関係が必要だと私は今さらながらに感謝している

でも問題は私たち娘・・・。


働く女性が増えて、学歴も男性さながらにあり

自立できる能力があるということは

男の人の欠点が見えてしまいつい手を出し口を出してしまう

自分で稼げるから相手への感謝が足りなくなるし

男の人が本来するべき危険な仕事や力仕事も

旦那がやってくれないなら自分で・・と

人に頼んだらお金がかかるしと思ってやってしまったりする

実はそこがいけないところなんだけど・・・

私は引っ越しの後、洗濯機も取り付ければ

ウオシュレットなんかまで自分でつけていた。

お金のことをすべてパートナーに任せていた頃は

全く問題もなかったんだが

倒産後私が正社員で働くようになり

家計を私がやりくりしだして溝が深まった

自分にも足りないところがあるんだから

相手がちょっとミスをしたり、

忘れてしまったり、怠けてしまうのはしかたないよな・・・と

なる母と違い、自分のことは棚にあげて

相手のやり方をなかなか受け入れられないものだから

男の人の自尊心はこなごなになり

守りたいという本来の男性性が発揮されるチャンスが失われるのだ。


やはりお金の管理やお金の心配は

夫に任せるということがとても大事だとおもう・・・。

新しいパートナーが外食をしようと誘ってくれた時も

相手の思いやりを受け取るよりも先に

相手にそんな支出をさせるのはもったいないというのが先に立ってしまった私。

相手がタクシーを読んで子ども私をレストランにまで来るように手はずしてくれた時も

「歩いたのに」と文句を言ってしまった・・・。

どうも、相手から素直に受け取るということに抵抗があったんだ・・・。

「あの時は本当に悪かったと思う・・これからは自分のそういうところを

 変えていきたい」とメールで謝った・・・。

「お金のことなんて何でもないんだ・・・君たちが喜べば・・・」

相手のことをよかれと思って・・

きっと世の中のどの男性も

そういう気持ちであふれているのに

その思いやりを受け取るよりさきに

私はこうしてほしいのに・・と不満が先にたって

つい受け取れない残念な女性が増えて

受け取ることが得意な子たちに

心変わりされたり

あるいは一人でいることを選ばせているんじゃないのかな・・と感じる。



男の人がやる仕事を男の人に任せるというのは

夫婦生活でうまくいくための基本なんだと思う・・・。

子育てでも夫育てでも

自分育てでも同じことで・・・

自分で何でもやってしまうとか

与えることは

簡単なことなのだ。

それは会社の経営もそうかもしれない。

社長が何でもやってしまう会社は人が育たない

「何でも好きにやってごらん。でも責任はとるんだよ!」

では、子どもにかわいそうだと堀さんはいう・・

(堀さんとは子どもの村小学校の校長先生)

何でも好きにやるという選択が

私達にはできる

私たちは結果は委ねられていないけど

人生で何を選択するかは自由だ。

そのことがテーマになっているのが

NHKのBSで「デスパレートな妻たち」の後に始まった

ワンス・アポン・ア・タイム

大好きだったドラマのあとそのまま予約モードが入っていたので

なんとなく見てみたら「LOST」を思い出させるほどの

傑作だった・・・。

私たちは前世の失敗を今世ではしないように

やり直しの機会が与えられている

その失敗や過去から学んで

違うやり方を自分で見つけて

幸福になっていくんだと思う。

だから今、子育てで悩んでいたり

夫のことで寂しい思いをしたり

つらい、苦しいところにある人は

本当に幸せになる可能性で満ちていると思う。

今の時代ゲームにテレビにスマホにと楽しいことがたくさんあって

結婚をしたがる人が減っていると聞く

他人や家族と良い関係を築くことは簡単ではない

ひとりで何でもやってしまう方が楽だ

でも私たちは誰かにやってもらうことで

その人の自尊心や自立心、自己肯定感を

育てることもできる

やらない、という選択も

役割分担としてはとても大事なのだと思う。

大きな石だけでは城壁ができないように

小さな石や砂など

どれが欠けても頑丈な壁にはならないように。

すべて一人でがんばるというのは

良いように見えて実はバランスを崩す

私の生徒さんや知り合いは私に似て

頑張り屋さんが多い・・・

だからこそ、皆には幸せになってもらいたい。

私たち女性が現代の社会の中でどう生きて行くのがよいのか?

これだけ社会進出もしていろいろな文明の力もあるのに

うつ病になる人も増えて

離婚率も高くなる中で

堀さんが言うように

「何でも好きにやってごらん。責任は私がとるから」

という風に言われたら、

人はその人の力を最大に発揮できるようになるのではないだろうか・・・

結果を恐れず、相手に委ねる信頼は

こちらに忍耐がないとなかなかできないものである

でも一度そのたずなを放してしまったら

みんなは一人のために

一人はみんなのためにあるんだと

宇宙はあなたのために

あなたは宇宙のためにあるんだと

そんな至福な気持に感謝できることと思う。

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