2015年11月1日日曜日

幸せになる2つの知恵

先日高野山へ日帰りで行った時の添乗員さん
お願いすることと、謝ることのとても上手な方で一日とても良い気分で旅をすることができた

お客さんが栗を注文したのに出来上がるのがバスの出発時間だった時のこと
普通なら、他の方のためにもダメですと言えそうなものなのに・・
「皆さんにお願いがあります。」と事情を説明し、バスが少し遅れることを詫びた

ご朱印帳を集めたり、集金したり、集合場所や時間の変更も
自分の都合で今の時間にさせてもらいたい・・という説明なんだけど
でもそれは、全部お客さんがスムーズに円滑に短い時間で
たくさん回れるようにという配慮だからで・・
協力するのが当然のものではあるのだけれど
あそこまで丁寧なお願いをされると
なんの文句もでないというか・・
見事な言い方ばかりだった・・。

高野山への山道では道路が曲がりくねるので11時くらいまでにはお弁当を食べ終わっていただけるよう
お願いしますとか

道が段差があって揺れているときでも「本当に申し訳ありません。こんな状態の中で
召し上がっていただいて・・」と

添乗員さんのせいではないのに・・
お客さんや環境のせいにせず
「お願いがございます」と常に丁寧に真心をこめて頭を下げる姿が印象的だった

集合時間に最初から遅れてきたり
途中で買い物に行ったり
わがままなお客さんの行為に
「こんなことでは先が思いやられるわ」と
時間にきっちりしていた他のお客さんにも
楽しかったと言わせるだけの
配慮と気の配り方で・・
規則厳しい昨今の事情の中、
人間味あふれるサービスをすると
違反なんですと謝りながら
私たちの気持ちに沿った心づかいが
始終ある人で・・感動した…

今年は、私は子ども会の会長で・・寒い中花壇の苗を植えたり、掃除にと
子ども会の行事が二日続いた

私をサポートしてくださる副会長の方も
「ごめんなさいね」と「お願いします」がとても上手な方で
それは子どもたちに対しても
そうなのでだからうまくいっているんだと感じた・・・。

せっかくの土曜なのに、(日曜なのに)とか
寒いとか子どもたちは文句を言うけど
お願いされると・・・皆快く動いてくれていた

子どもにはついつい命令口調になりやすい

でも、やはり言われた方はどちらが動きやすいかといえば
感情的に絶対に違ってくる・・

高野山でも
一か所で金堂と、根本台塔の二つの朱印をもらえるところがあり
長蛇の列で並んでいるところを
「受付で、最初に両方の人は、両方、金堂だけなら金堂と言っていただいたら
並んでいる時間がもっと短縮されますので」と
お坊さんがお願いされていた。

靴袋を配るお坊さんも、泥が階段に落ちないようにと毎回毎回アナウンスしながら
袋を渡していた・・

皆が気持ちよく、過ごせるようにだけど
実はそれによって、
自分も気分良く生きていくことができる
注意や罰則など規則で縛るという方法も世の中には氾濫しているけど
心のこもったサービスというか・・
ホスピタリティー
つまり日本人の「おもてなし」という
文化の中に
村山先生のおっしゃる知恵がつまっている・・・

先生はいう・・

幸せになるのは簡単なことです

お願いすることと

謝ること

この2つですと。

でもその簡単なことが一番実は難しい・・

ですよね・・。

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