2015年2月13日金曜日

欲するものを所有したときに 欲望に訪れる危機

明日はバレンタインデー
先日福山雅治くんのFMを偶然耳にしたら「あなたは恋を何年休んでますか?」というテーマで
はがきを読んでいらっしゃいました。
仕事柄、シングルマザーの方にも婚活していてもなかなかよい相手に出会えない
再婚できますか?という鑑定の依頼はあとをたちません
もちろん独身で一度で良いから結婚したいという方も・・・。

また、結婚されていても、夫婦関係で悩みを抱えているケースも多いものです・・・。

レスになると・・・自分に価値がないように思って落ち込む人も多いので・・
今日は愛と欲望についてお話したいと思います。
先日、
エステルペレルという心理セラピストの「長く続く恋愛関係における欲望の秘訣」
というTEDのプレゼンテーションをみました。


私達は恋愛するときその人を自分のものにしたい理解したいと思います。距離を縮めたい 緊張をほぐし
親密感を持ちたいと願います。つながり、安全、安心感、信用、信頼感 や永続性を求めます。

しかしそれをひとたび得た場合、さらに欲望を感じるのは難しいものです。
つまり・・経験したものを人はもう望まないのですよね・・・

予測できる結末より
冒険とか、目新しいもの、謎めいたもの、リスク、危険 未知のもの、予測できない驚きにこそ
惹かれ求めるのが欲望なのですね。

愛と欲望はつまり反するものなのです。

また愛は人のためにというイメージが有りますが、
世話されることで欲望は萎えます

誰かに必要とされることや責任感というもので興奮するという人はいないのです・・

世話することは 深い愛であるとともに 強力な「反」媚薬

愛を育てる要素であるはずの 相互関係、相互依存 庇護、気遣い、他者への責任といったものが
時に欲望を抑える材料でもあるということを知っておくことは大事だと思います

欲望は 嫉妬、所有欲、攻撃性、力、など愛情とは折り合わない感情を伴います
しかし愛するがゆえにとそれに振り回されて悪循環になるケースも良くあります
彼女はもしこれから旅立つ子どもに語りかけるとしたら?
という例で話しています

「心配で不安だ 元気がでない。どうしてそこに行きたいの+? そこの何がそんなに良いの?
私達 お互いがいれば 十分じゃない?」といって見送った場合・・

子どもは 親を失なわないように 自分の一部を 抑えて戻ってくるでしょう。
他者との繋がりを保つために 自分の自由が失われるのです
愛し方にある種のくせがつきます それは過度の心配や 過度の責任感や過剰な保護によって 歪むみます。
相手との距離を置くことができず 自由に出かけたり 喜びを体験したり 新たな発見をしたり
自分の中に入りこむことができなくなります。
と・・。

そういうアラフォー女性多い気がします。自分が育った家庭でそう生きてきたから
同じことを男性にもやってしまうのかもしれません・・

では・・
「世界は素晴らしい場所だよ 出かけておいで 楽しいことでいっぱいだよ」 と送り出すとどうでしょう?

彼らは 世界の大海原に漕ぎ出し 繋がりと隔たりとを 同時に経験することになるでしょう。
 彼らは想像の中に 自分の身体感覚に また遊び心の中に旅立つことが可能です
そして帰ると誰かが待っていることも 分かっています

恋愛でもセックスでもそうですが・・
誰かのせいでその気になれないとか幻滅するというよりも
自分次第だということを忘れてはなりません・・。
自分の内面が死んでいたら その気にはなれないのです。
多くの人と話していて思うのは相手の問題ではなく、自分を閉ざしている原因が
自分にあるという事実・・
自分の体が嫌いな時
年老いたと感じる時
忙しくて自分の時間がない時
仕事が上手く行かない時
そんな時は、喜びを欲しがったり 手にしたり 受け取ったりする権利すら ないんじゃないかと思うもので
そんな思いがブレーキをかけているのではないでしょうか?

だから自分を責めるのもやめ
相手を責めるのもやめ
新しい一歩を踏み出したいですね
では長続きするにはどうしたらよいか?
詳しくは動画是非御覧いただくと良いのですが
一言だけ・・

それには距離が必要だと言われます
一人のスペースや時間
相手に次会えるまでの想像できる時間・・
相手が何かに夢中になっているのを見るときの相手との距離
そして一番大事なのが想像力
想像力によって培うことができるのだそうです

暇になると・・妄想にふけってしまいますが・・・
妄想ではなく、想像力こそ幸せになるのに必須です



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